よたろうのUSCPA(米国公認会計士)奮戦気

Auditing (監査)

監査は、経験がないと一番苦手な科目になるかもしれないです。監査法人や内部監査室等で仕事をしていればなじみがあるかもしれないですが、財務や経理など会計に関する仕事に携わっていたとしても、ほとんど実務とは関連がないです。まして経理関係以外の仕事であれば、ほぼ知識は皆無に等しいでしょう。

ただ、私的には思った以上にその後の実務に役に立ちました。もちろん、内部統制室として実務に直接関係したということもありますが、近年Hotな話題となっている、Risk(リスク)やInternal Control(内部統制)に関しては非常に身近になれたと思います。これらを、実務で活用するには当然経験と更なる学習が必要ですが、これらを知ることは上級管理職になるためには非常に有効な知識だと思います。

そもそも、「内部統制とは何ぞや?」ということをよく理解していないで日々の業務を遂行していた自分が少し怖いです。管理職になる前に勉強しておいて良かったと思います。

ただし、ひとつ言える事は、あまりにも教科書に忠実になってしまうと実務ではかえって非効率になり、本質を見失うことになるので、バランスに注意してもらいたい。特に、会社の規模、小さい会社になればなるほど、教科書通りの内部統制は人員の問題からも不可能に近い。Cost vs. Benefitの考え(いわゆる、何のためにこの統制をするのか本質を見極めること)がしっかりしていれば、このような問題に直面しても解決策は見つかるでしょう。

そうそう、いつも勘違いされるんですが内部統制っていうとみんな面倒だと敬遠する方が多いが、内部統制の目的のひとつに、“事業活動の目的達成のために業務の有効性および効率性を高めること”という効率性を高めるということが含まれていることに注目してもらいたい。ここの伝達がないと、内部の実務担当者か らの反発にあい、うわべだけの統制システムになるケースが非常に多いと思います。

追伸、J-SOXもいよいよスタートですね。監査を勉強していればきっと役に立つはず。内部統制は、今がまさに売り手市場だ!

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第1部 おもいっきりUSCPA
USCPA取得のきっかけ
USCPAの勉強開始そして挫折
勉強への復帰
短時間での勝負
一番、大変だったこと
試験の順番とコーヒーブレーク
第一部あとがき
第2部 ちょっとまじめにUSCPA
米国公認会計士(USCPA)って何!
国公認会計士(USCPA)を取得しよう!
米国公認会計士(USCPA)の取得のきっかけ
米国公認会計士(USCPA)がこんなところで役に立つ
FAR(財務会計)
Regulation(法規)
Auditing (監査)
BEC (企業経営環境・経営概念)
何でUSCPA まとめ
関連資格との組み合わせ

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